空調服を洗いたいけれど、ファンやバッテリーをどこまで外すのか、家庭の洗濯機に入れてよいのか迷うことがあります。間違ったまま洗うと、電気部品の故障だけでなく、生地の傷みや風漏れにもつながります。最初に確認したいのは、空調服本体の洗濯表示と取扱説明書です。この記事では、洗う前の取り外し、洗い方、乾燥、撥水機能の変化から、会社での管理と洗い替えの枚数まで判断順に解説します。

この記事を書いた人中村被服 企業ユニフォーム事業部創業100年以上・山口県防府市。山口の企業のユニフォーム発注を、営業が現場で日々お手伝いしています。プロフィール →

目次

結論:空調服の洗濯はファンとバッテリーを外すのが大前提

空調服を洗濯するときは、ファン、バッテリー、ケーブルなどの電気部品をウェアから取り外すことが大前提です。名称は製品によって異なりますが、電源に関係する部品を付けたままウェアを水へ入れてはいけません。外した部品の手入れは、各製品の取扱説明書に沿って別に行います。

ウェアだけになったら、内側の洗濯表示を見ます。「家庭洗濯できるか」「洗濯機と手洗いのどちらか」「漂白、乾燥機、アイロンが使えるか」を確認してください。同じ空調服でも、生地、コーティング、反射材、プリント、ファスナーなどの仕様が違うため、洗い方を一律には決められません。

洗う前の判断確認すること決め方
電気部品ファン、バッテリー、ケーブル、コントローラーなど取扱説明書どおりにすべて外す
ウェア洗濯表示、付属品、加工、破れ、ファン取付部表示で許される方法だけを選ぶ
汚れ汗、皮脂、粉じん、油、薬品など家庭で扱える汚れか職場で判断する
乾燥陰干し、つり干し、乾燥機の可否次の勤務までの時間も合わせて考える

発注担当者は、購入時にウェアと電気部品の説明書を一緒に保管しておくと、翌年も同じ方法を案内できます。品番が混在している職場では、見た目が似ていても説明書が同じとは限りません。空調服の基本的な仕組みや選定から見直す場合は、空調服を現場条件から選ぶ基本も参考になります。

洗濯前に電気部品をすべて外す 電源を切り、取扱説明書で外し方を確認してから順番に作業する 1 ファンを外す 左右のファンを ウェアから取り外す 2 バッテリー を外す ポケットから出し、 コネクターを抜く 3 ケーブル を外す ウェアの通し穴や 留め具から抜き取る 4 ウェアだけに なったか確認 洗濯表示を確認して ウェア本体を洗う 外した電気部品はウェアと一緒に洗わず、説明書どおりに扱う
ファン、バッテリー、ケーブルを順に外し、ウェアだけになったことを確認してから洗う

洗えるのは「空調服一式」ではなく、部品を外したウェア本体だと考えると迷いにくくなります。まず分解し、表示を確認し、汚れの種類に合う方法を選ぶ。この順番なら、家庭洗濯でも会社での一括洗濯でも確認漏れを減らせます。

「毎日使うので、そのまま洗濯機へ入れたい」という気持ちはよく分かります。

でも、最初の取り外しだけは省かないでくださいね。

洗う前は電源を切り、部品とポケットの中身を確認する

作業後すぐに洗う場合でも、バッテリーの電源を切り、ウェアから外してから準備を始めます。ケーブルのコネクターを抜くときは、コードそのものを強く引っ張らず、製品が示す持ち方に従ってください。濡れた手で電気部品を扱わないことも基本です。

ファンは固定部品まで説明書どおりに外す

ファンは、ウェア内側の固定リングなどで取り付けられていることがあります。左右のファン本体を外したあと、リングやカバーをウェアに残して洗えるかは製品ごとに確認が必要です。無理に回す、工具を差し込む、羽根をつかむといった外し方は避けます。

取り外した部品は、左右や組み合わせが分からなくならないよう、一人分ずつ受け皿や袋にまとめます。ただし、使用直後のバッテリーを密閉したり、濡れたウェアと同じ袋へ入れたりしないでください。会社で回収するなら、ウェアの管理番号と部品の番号を対応させておくと返却ミスを防げます。

ポケット、ファスナー、破れを先に見る

胸や脇のポケットには、金属片、ねじ、筆記具、手袋などが残りやすいものです。硬い物が入ったままだと、生地を傷つけたり洗濯機を損ねたりすることがあります。すべてのポケットを開いて中身を出し、隠しポケットも確認してください。

ファスナーや面ファスナーを閉じるか、ボタンをどう扱うかは洗濯表示と取扱案内に従います。一般には、ほかの衣類への引っ掛かりを減らすため、閉じて整える方法が考えられますが、製品固有の指示が優先です。大きな泥や粉じんは、周囲へ飛散させない方法であらかじめ落とします。

洗濯前の確認項目

  • バッテリーの電源を切ったか
  • ファン、バッテリー、ケーブルなどを外したか
  • 固定リングなど付属品の扱いを説明書で見たか
  • すべてのポケットを空にしたか
  • 破れ、ほつれ、ファン取付部の変形がないか
  • 洗濯表示と品番を確認したか

洗う前の点検で破れを見つけたら、そのまま洗濯へ進めず、補修や交換を先に検討します。小さな裂けでも、洗濯中の力で広がる可能性があります。ファン取付部が変形していると、再装着後に固定しにくくなるため、外した直後に一周見ておくと安心です。

空調服の洗い方は洗濯表示を起点に決める

空調服の洗い方に、全製品共通の一つの正解はありません。家庭洗濯ができる製品でも、洗濯機を使えるもの、弱い手洗いが適するもの、乾燥方法に制限があるものに分かれます。まず表示を読み、その範囲内で汚れを落とします。

洗濯機を使える場合も単独に近い状態でやさしく洗う

洗濯機の使用が認められているなら、ウェアのファスナーなどを整え、必要に応じて洗濯ネットを使います。ネット使用の指示があるか、裏返すか、洗濯コースをどうするかも説明書で確かめてください。重い衣類や硬い金具が付いた衣類と一緒に回すと、ファン穴や薄い生地へ負担がかかります。

洗剤は、洗濯表示と製品案内で使える種類を選びます。「おしゃれ着用なら何でも安全」「中性なら必ず使える」とは限りません。漂白剤、柔軟剤、蛍光増白剤などが撥水やコーティング、プリントへ影響する場合があるため、禁止表示があれば使わないでください。

手洗いはこすり続けず、汚れた場所を見ながら行う

手洗い表示の製品は、指定された温度や方法を守ります。ファン取付部、縫い目、反射材、プリント部分を強くもむと、変形やはがれの原因になり得ます。汗がたまりやすい襟や脇も、硬いブラシで一気に落とすのではなく、生地の状態を見ながら扱います。

すすぎ不足は洗剤成分が残る一因になります。一方で、長時間のつけ置きや何度も強く絞ることも、生地や加工へ負担をかけます。洗剤量、つけ置きの可否、脱水方法まで表示に沿わせることが大切です。

迷いやすい項目自己判断で固定しない理由確認先
洗濯機生地や付属加工で使用可否が異なる洗濯表示、取扱説明書
洗剤成分が撥水、コーティング、色柄へ影響することがある製品案内、洗剤表示
洗濯ネット推奨される入れ方や大きさが異なる取扱説明書
脱水強い回転や長時間の脱水が部材へ負担になることがある洗濯表示、取扱説明書

油や薬品などが付いた作業着は、一般家庭の衣類と同じ扱いにできない場合があります。汚染物の持ち出しを職場が制限していないか、ほかの衣類や洗濯槽へ広げるおそれがないかを先に確認してください。家庭洗濯できる表示と、現場の汚れを家庭へ持ち帰ってよいかは別の判断です。

空調服の洗濯表示と取扱説明書を照合する様子
品番ごとの表示から洗い方を選びます(イメージ)

初めて洗う商品は、担当者が一度手順を確認し、写真や短い案内にして着用者へ共有すると運用しやすくなります。洗剤名だけを指定するのではなく、電気部品を外すところから乾燥までを一続きで示してください。商品を変更したときは、以前の案内をそのまま流用せず表示を見直します。

空調服は見た目が似ていても、洗濯条件まで同じとは限りません。

品番ごとに表示を一度撮影しておくと、現場で迷いにくいですよ。

乾かし方は風通しを確保し、生地の傷みを増やさない

洗い終わったウェアは、表示に従って形を整え、風通しのよい場所で十分に乾燥させます。ファン取付部やポケットの内側、二重になった部分には水分が残りやすいため、表面だけで判断しないでください。完全に乾く前に電気部品を戻すのは避けます。

乾燥機と直射日光は表示を見ずに選ばない

早く使いたいからといって、乾燥機へ入れたり、強い熱風を近くから当てたりする方法が使えるとは限りません。熱によって生地が縮む、コーティングが傷む、反射材やプリントが変化する可能性があります。乾燥機が禁止されている製品には使用しないでください。

干し方や日陰干しの指定も洗濯表示で確認します。直射日光や高温になる場所へ長時間置くと、色や素材へ負担がかかる場合があります。ファン穴へハンガーの先端を通すなど、取付部へウェアの重さを集中させる干し方も避けたほうがよいでしょう。

風通しのよい日陰で乾燥させている空調服
表示に従い、取付部まで十分に乾かします(イメージ)

乾燥後は、表地だけでなく襟、脇、ポケット、ファン穴の縁を触って水分が残っていないか見ます。においが残る、洗剤の感触がある、しみが広がったといった変化も記録してください。乾いてからファンを付ける前に、生地の裂けや縫い目のほつれをもう一度確認します。

ポイント

翌朝までに乾く前提で洗い替えを減らすと、雨天や高湿度の日に間に合わなくなります。実際に最も乾きにくかった日を基準に、着用中、洗濯中、乾燥待ちのウェアが重なる時間を見てください。

生乾きのまま着ると、においや不快感が出るだけでなく、濡れた生地が肌へ張り付いて空気の流れを妨げることがあります。急ぐ日ほど強い熱で乾かすのではなく、乾燥場所と予備在庫で解決するほうがウェアを傷めにくくなります。

洗ってはいけないものは電気部品と表示で水洗い不可の部材

ウェアから外したファン、バッテリー、ケーブル、充電器などは洗濯しません。防じんや防滴に関する表示がある製品でも、それが水中で洗えることを意味するとは限りません。水へ浸す、洗濯機へ入れる、蛇口で丸洗いするといった手入れは避け、説明書に示された方法だけを使います。

ファンの羽根や外側に粉じんが付くと、掃除したくなるものです。乾いた布や指定された道具を使える場合がありますが、分解の可否や液体の使用可否は製品によって違います。清掃前はバッテリーとの接続を外し、羽根を無理に回したり、内部へ細い物を差し込んだりしないでください。

濡れた、落とした、膨らんだバッテリーは自己判断で使わない

バッテリーが水に濡れた場合は、動作確認のためすぐ電源を入れたり充電したりせず、製品の案内と職場の対応に従います。落下でケースが割れた、変形した、膨らんだ、異臭や異常な発熱があるといったときも使用を止めます。処置や廃棄は、販売元や製品が示す相談先へ確認してください。

洗濯表示で水洗いできないウェアや、特殊な加工・付属品があるウェアもあります。表示が読めない、品番が分からない、説明書を紛失した場合は、推測で洗わず確認できるまで分けておきます。「以前の空調服が洗えたから」という経験だけで判断しないことが大切です。

注意

電気部品に水が入った可能性や、バッテリーの損傷があるときは、乾かせば元どおりになると考えないでください。充電や通電を試す前に、取扱説明書と販売元などの案内を確認します。

現場で洗濯可否を迷う品が出たときは、「洗う」「使う」「廃棄する」のいずれも急いで決めず、識別して隔離します。誰かが正常品と取り違えないよう管理番号と状態を記録してください。判断待ちの部品を共用予備へ戻さない運用も必要です。

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洗濯を重ねると撥水や空気を保つ機能が落ちることがある

空調服の生地には、製品によって撥水、透湿、紫外線対策などの機能や、空気が抜けにくい加工が施されている場合があります。洗濯、摩擦、汗、紫外線、着用中のこすれが重なると、購入時と同じ状態が続くとは限りません。とくに水をはじく撥水と、水を通さない防水は同じ意味ではないため、表示を分けて見ます。

撥水が弱くなったかは、水滴の見え方だけで断定しません。汚れや洗剤成分が表面に残っている場合もあり、製品によって手入れや回復方法が異なります。市販の撥水剤、アイロン、乾燥機を自己判断で使うと、生地やほかの加工を傷める可能性があるため、メーカーの案内を確認してください。

交換は回数ではなく、風漏れと部材の状態で判断する

空調服の交換時期を、洗濯した回数だけで一律には決められません。生地が薄くなった、縫い目が開いた、ファン穴が変形した、ファスナーが閉じない、裾や袖口から意図しない風が漏れるといった状態を見ます。ウェアが膨らみにくくなったときも、ファンやバッテリーだけでなく生地側を確認してください。

変化確認する場所判断の考え方
水をはじきにくい表面の汚れ、洗い方、撥水加工の案内表示に沿った手入れ後も用途に合うかを見る
風が抜ける破れ、縫い目、ファスナー、裾や袖口補修の可否を確認し、広がるなら交換を検討する
ファンが安定しない取付穴、固定リング、周囲の生地使用を止め、適合部品とウェアの状態を確認する
加工がはがれるプリント、反射材、裏面のコーティング視認性や空気保持など必要機能を満たすかを見る

会社で点検するなら、洗濯回数だけの台帳より、「いつ、どこに、どんな変化が出たか」を残すほうが交換判断に使えます。同じ時期に支給したウェアでも、工程、着用時間、汚れ、洗い方によって傷み方は変わります。代表品を定期的に見比べ、更新候補を早めに分けてください。

「ファンは動くのに、前ほど服が膨らまない」という声も交換の手掛かりになります。

電気部品だけでなく、破れや縫い目も一緒に見てみましょう。

シーズンオフは洗って完全に乾かし、部品を分けて保管する

夏の使用を終えた空調服は、汗や汚れを残したまま袋へ入れず、洗濯表示に沿って洗い、完全に乾かしてから保管します。湿気が残った状態や、汚れたままの長期保管は、におい、変色、生地の劣化につながることがあります。最終使用日ではなく、洗浄、乾燥、点検まで終わった日を収納日にしてください。

ウェアとファン、バッテリー、ケーブルは分け、品番と使用者が分かるようにします。重い物を上に積んでファン取付部を折る、ファスナーを無理に曲げる、湿気の多い場所へ詰め込むといった保管は避けます。直射日光、高温、多湿を避けられる場所かも確認が必要です。

バッテリーはウェアの収納方法と分けて考える

バッテリーのシーズンオフ管理は、製品の取扱説明書に従います。充電状態、保管温度、定期的な確認の要否などは製品ごとに異なるため、「満充電で置く」「空にして置く」と一律に決めないでください。炎天下の車内や暖房器具の近くなど、高温になりやすい場所には置きません。保管中の点検や翌シーズンの交換判断まで整理するなら、空調服バッテリーの寿命・不調・保管の判断基準も確認しておくと安心です。

保管前には、端子やケースに汚れ、割れ、変形がないかを目視します。次のシーズンに出庫するときも、外観と付属品を確認してから説明書どおりに準備してください。長期間使わなかったバッテリーを、作業当日の朝に初めて確認する運用では、不具合時の代替が間に合いません。

空調服と電気部品を分けた保管棚の接写
ウェアと部品を識別して別々に保管します(イメージ)

収納箱には、ウェアの品番、サイズ、管理番号、部品の組み合わせ、最終点検日を記録します。翌年に別のファンやバッテリーを組み合わせる可能性があるなら、適合確認を省かないでください。外形や端子が似ていても、組み合わせてよいとは限りません。

ポイント

シーズンオフの収納を「片付け」で終わらせず、翌年の在庫確認の始まりにします。傷んだウェア、確認が必要なバッテリー、足りないサイズを分けておくと、暑くなる前に追加手配できます。

廃番や仕様変更で同じ商品を追加できない場合もあります。既存品と後継品の混在をどう扱うかは、翌年の人数確認と合わせて決めます。継続品を用意できないときの考え方は、ユニフォームが廃番になったときの対応も参考にしてください。

会社でまとめて洗うなら個人別の返却と品番別の仕分けを先に決める

会社で空調服をまとめて洗う利点は、電気部品の取り外しと洗濯条件をそろえやすく、家庭へ持ち出しにくい汚れを職場のルールで管理できることです。一方で、回収時にファンが付いたまま混ざる、洗濯条件の違うウェアを同じ工程へ入れる、返却先を取り違えるといった事故が起きます。洗濯方法より先に回収と識別を設計してください。費用負担や手当、洗い替えの扱いも含めて制度を決める場合は、作業着のクリーニング代と会社負担の決め方が判断材料になります。

回収口で「洗える状態」まで確認する

回収時は、管理番号、使用者、品番、サイズ、汚れの種類、電気部品の取り外しを確認します。外したファンやバッテリーを本人が保管するのか、会社が同時に預かるのかも曖昧にしないことが大切です。会社が預かるなら、ウェアと部品を対応させる札や容器を用意します。

工業洗濯や外部クリーニングへ出す場合は、その空調服に対応できるかを事前に確認します。家庭洗濯可の表示が、業務用の洗浄・乾燥工程にもそのまま適用できるとは限りません。油、薬品、感染性が疑われる汚れなどは、職場の安全衛生基準と委託先の受入条件を優先してください。

返却日から逆算して乾燥待ちと予備を持つ

回収した日に洗っても、乾燥、点検、返却までには時間がかかります。工程別に締切を決め、返却遅れや再洗浄が出たときの予備を用意します。洗濯済みと未洗濯、点検待ち、使用停止を置き場で分けると、誤返却を減らせます。

段階記録すること混在を防ぐ方法
回収使用者、管理番号、品番、汚れ、部品の有無受付時に確認し、状態別の容器へ分ける
洗濯表示別の洗い方、実施日、異常条件が違うウェアを別の回にする
乾燥・点検水分、破れ、取付部、加工の変化合格品と確認待ちを同じ棚へ置かない
返却本人、サイズ、部品の組み合わせ、返却日管理番号を照合してから渡す

発注先に相談するときは、空調服の品番、人数、洗濯場所、回収から返却までの日数をそろえておくと、商品と運用を合わせて比較しやすくなります。既存ウェアへ管理番号や名入れを追加する場合は、素材、加工位置、数量、状態によって可否が変わります。

識別方法は加工のしやすさだけでなく、洗濯後の見やすさや返却時の照合方法まで含めて決めます。刺繍とプリントの性質から整理する場合は、刺繍とプリントの違いと選び方も参考になります。

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洗い替えの枚数は回収から返却までの時間で決める

空調服の洗い替えは、「一人に何枚」という固定数から決めるより、着用中、回収待ち、洗濯中、乾燥中、点検中、予備が同時に何枚あるかで考えます。家庭洗濯なら次の勤務までに乾くか、会社洗濯なら返却まで何勤務あるかが基準になります。汗量が多く、勤務途中で着替える職場では、その分も別に必要です。汗による汚れ方や着替えの頻度を見直すときは、空調服に合わせるインナーの素材と袖丈の選び方もあわせて検討してください。

最小構成は、着用に必要な枚数と洗濯工程から戻ってこない枚数を足し、遅れや破損への予備を考えることです。たとえば毎勤務着用しても、回収が週単位なら洗濯中の持ち分が大きくなります。反対に毎日回収できても、乾燥場所が狭ければ返却が遅れます。

枚数を左右する条件確認する問い不足時に起こりやすいこと
勤務連続勤務、交替制、途中の着替えがあるか汗で濡れた一着を長時間着続ける
回収毎日か曜日固定か、締切後はどうするか回収待ちと着用日が重なる
乾燥雨天や高湿度でも返却日に間に合うか生乾きで返す、強い熱を使って傷める
点検破れや部品異常を見つけた後の代替があるか傷んだウェアを使い続ける
人員入社、異動、サイズ交換へ対応できるか適合しないサイズを一時使用する

枚数表を作るときは、一人ずつ持たせる分と、会社の共用予備を分けます。共用予備はサイズ別に管理し、貸出日、返却日、洗濯状態を記録してください。サイズ回収から始める場合は、従業員のユニフォームサイズを正確に集める方法も決めておくと安心です。

洗い替えは「戻ってくるまでの時間」で決める 勤務・回収・乾燥を同じ時間軸に置くと、ウェアが足りない日が見える 勤務表 ・連続勤務は何日あるか ・勤務途中の着替えはあるか 着用に必要な枚数を確認 回収日 ・毎日回収か、曜日固定か ・締切後は次回回収になるか 回収待ちの日数を確認 乾燥日数 ・完全に乾くまで何日か ・雨天や高湿度でも同じか 洗濯工程の日数を確認 同時に必要になる枚数を足す 着用中の枚数 洗濯工程から戻らない枚数 遅れ・破損への予備 一人分の洗い替え + サイズ別の共用予備を決定
勤務表、回収日、乾燥日数を同じ時間軸で確認し、着用中・洗濯工程中・予備の枚数を見積もる

実際の運用を一か月ほど記録すると、回収遅れ、再洗浄、破損、途中着替えの頻度が見えてきます。初回発注時の想定と違えば、追加分を手配するか、回収日や乾燥場所を変えるかを検討します。枚数不足をすべて購入で埋めるのではなく、詰まっている工程を直す視点も必要です。

洗い替えの枚数で迷ったら、先に「洗って戻るのは何日後か」を置いてみてください。

勤務表に回収日を書き込むと、足りない場面が見えやすいんです!

空調服の洗濯に関するよくあるご質問

ここでは、家庭洗濯や会社管理で迷いやすい点を整理します。最終的な扱いは、使用しているウェア、ファン、バッテリーそれぞれの取扱説明書と表示を優先してください。

空調服は洗濯機で洗えますか?

洗濯機を使える製品はありますが、すべてではありません。ファン、バッテリー、ケーブルなどを外し、ウェアの洗濯表示と取扱説明書で洗濯機の可否、コース、洗濯ネット、洗剤、脱水の条件を確認します。表示が読めない場合は、似た製品の方法を流用せず、品番から確認してください。

ファンだけ水洗いしてもよいですか?

ファンを水へ浸したり、蛇口で丸洗いしたりできるとは限りません。バッテリーとケーブルを外し、製品の説明書に記載された清掃方法だけを使います。羽根の汚れが取れないときも、自己判断で分解したり内部へ道具を差し込んだりせず、販売元などへ相談してください。

柔軟剤や漂白剤は使えますか?

使用可否は生地と加工によって異なります。柔軟剤や漂白剤などが、撥水、コーティング、反射材、プリントへ影響する場合もあります。洗濯表示と取扱案内に禁止があれば使用せず、記載が分からないときは自己判断で加えないほうがよいでしょう。

乾燥機で早く乾かしても大丈夫ですか?

乾燥機を使えるかは洗濯表示で確認します。熱で生地が縮む、コーティングやプリントが傷む可能性があるため、禁止されている製品には使えません。表示に沿って風通しのよい場所で乾かし、ファン穴やポケットの内側まで完全に乾いたことを確認してから部品を戻します。

撥水が落ちたら買い替えですか?

水をはじきにくくなっただけで、すぐ買い替えと決まるわけではありません。表面の汚れや洗剤残りも確認し、製品が案内する手入れ方法があればその範囲で対応します。破れ、縫い目、風漏れ、ファン取付部、反射材なども合わせ、現場で必要な機能を満たせるかで判断してください。

空調服は一人何枚あれば足りますか?

着用中と洗い替えだけでなく、回収待ち、洗濯中、乾燥中、点検中、予備を含めて考えます。家庭で毎日洗う人と、会社で週単位に回収する人では必要枚数が異なります。勤務途中の着替え、雨天時の乾燥遅れ、破損時の代替まで勤務表へ置き、足りない日がないか確かめてください。

本記事の情報について

本記事は、空調服の洗濯、乾燥、保管、会社での管理について、一般的な情報を提供することを目的としています。内容は2026年8月3日時点の一般的な衣類管理の考え方を基にしており、個別製品の洗濯可否、耐久性、安全性、機能の維持を保証するものではありません。

実際の手入れでは、ウェア、ファン、バッテリー、充電器など各製品の取扱説明書と表示、職場の安全衛生基準を優先し、不明点は販売元などへ確認してください。会社支給品や洗濯費用に関する会計・税務上の処理は個別事情で扱いが変わる可能性があるため、断定せず、顧問税理士または所轄の税務署へ確認してください。

よくあるご質問

空調服は洗濯機で洗えますか?

洗濯機を使える製品はありますが、すべてではありません。ファン、バッテリー、ケーブルなどを外し、ウェアの洗濯表示と取扱説明書で洗濯機の可否、コース、洗濯ネット、洗剤、脱水の条件を確認します。表示が読めない場合は、似た製品の方法を流用せず、品番から確認してください。

ファンだけ水洗いしてもよいですか?

ファンを水へ浸したり、蛇口で丸洗いしたりできるとは限りません。バッテリーとケーブルを外し、製品の説明書に記載された清掃方法だけを使います。羽根の汚れが取れないときも、自己判断で分解したり内部へ道具を差し込んだりせず、販売元などへ相談してください。濡れた場合はすぐに通電しません。

柔軟剤や漂白剤は使えますか?

使用可否は生地と加工によって異なります。柔軟剤や漂白剤などが、撥水、コーティング、反射材、プリントへ影響する場合もあります。洗濯表示と取扱案内に禁止があれば使用せず、記載が分からないときは自己判断で加えません。採用時に使用できる洗剤の条件を品番ごとに残してください。

乾燥機で早く乾かしても大丈夫ですか?

乾燥機を使えるかは洗濯表示で確認します。熱で生地が縮む、コーティングやプリントが傷む可能性があるため、禁止されている製品には使えません。表示に沿って風通しのよい場所で乾かし、ファン穴やポケットの内側まで完全に乾いたことを確認してから電気部品を戻します。

撥水が落ちたら買い替えですか?

水をはじきにくくなっただけで、すぐ買い替えと決まるわけではありません。表面の汚れや洗剤残りも確認し、製品が案内する手入れ方法があればその範囲で対応します。破れ、縫い目、風漏れ、ファン取付部、反射材なども合わせ、現場で必要な機能を満たせるかで交換を判断してください。

空調服は一人何枚あれば足りますか?

着用中と洗い替えだけでなく、回収待ち、洗濯中、乾燥中、点検中、予備を含めて考えます。家庭で毎日洗う人と、会社で週単位に回収する人では必要枚数が異なります。勤務途中の着替え、雨天時の乾燥遅れ、破損時の代替まで勤務表へ置き、足りない日がないか確かめてください。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、内容の正確性・完全性を保証するものではありません。規格・法令の適用可否や最新の仕様は、製品カタログや公的機関・各メーカーの情報で必ずご確認ください。

中村被服株式会社 企業ユニフォーム事業部

大正13年(1924年)創業、100年以上にわたる被服づくりの経験を活かし、山口県防府市を拠点に製造業の作業服・事務服・空調服・保護具の選定から、社名刺繍・プリントの自社加工、名入れ後の追加発注まで対応しています。山口・広島・福岡エリアの現場のユニフォームを、選定から運用までまるごとお手伝いしています。